「四季咲き」 と 「返り咲き」

niwazou2011-05-18

 木製のコンテナを作って、バラを植えたのが2008年の4月。
 3年目のつるバラ 「プロスペリティー」 は、こんなに大きくなりました。 
 このバラは、「返り咲き」 するバラです。 
 バラの性質を説明するとき、返り咲きという言葉は 「春と秋に開花する」 という意味で使うことが多いです。 春から秋の間ずーっと繰り返し咲くということじゃなくて、二度咲きのイメージ。
 一方 「四季咲き」 というのは、花後の剪定をすることで何度も咲く可能性のあるもので、バラの咲き方は品種によって違います。
 しかし、四季咲きと返り咲きの区別は曖昧で、ラベルの表記が、扱う業者によって異なっていることも多々あります。
 このバラも、四季咲きと表示されてる場合がありますが、正しくは返り咲きだと思います。 でも回数はさておき、全体として咲いてる期間は長い。
 蕾は一斉にできるわけではないので、多花性のプロスペリティーはいっぱい咲くぶん、お花のある期間が長くなるのです。
 つまり、「何回も咲くけど、お花は毎回、数個」 というものもあれば 「四季咲きじゃないけど、たくさんのお花が長い期間に渡って咲く」 というパターンもあるわけで。
 プロスペリティーを見てると、バラを選ぶときに、四季咲きに固執しなくてもいいなー、と思うのです。 
  さて、例のパーゴラもどきは、塗装も終了して、なんとかお花の咲いてる間に完成しました。
 今年は仮留めな感じですが、今年の冬になったら玄関まわりにもガッツリ誘引して、目指せバラのトンネル! なのです。   
 プロスペリティーは、花束のように咲いてちょっと下向きになるから、パーゴラに誘引するとうまい具合に花が下を向いてくれる。 ドアを開けて上を向くと、お花とご対面です。  
 香りがもうちょっと強くても ・・・ と、そこまでぜいたくは言うまい。
 じゅうぶんにバラを堪能させてくれるプロスペリティーです。