1000円アジサイ

niwazou2011-06-08

 ここ数年、母の日に 「アジサイ」 の鉢植えを贈る人が増えているそうです。
 定番のカーネーションと並んで、早くから店頭に並んでるのを見かけますもんね。 
 全国の卸売市場で扱われている鉢物の数としては、第6位 (ちなみに1位はシクラメン )だそうですが、そのほとんどは4,5月に出荷されている、と聞くと、ターゲットが母の日であるのは明らか。
 でも、自然に咲くアジサイは、やっぱり6月の花です。 どよーんとした梅雨空の日も、アジサイを見かけるとちょっと気分がさわやかになる。 
 いいよねぇ、この時期のアジサイは。
 なのに、右の写真のアジサイは、しょんぼりして生気が欠けておる。 なぜならばこれは、駅の構内の花屋さんで見つけた 「特別奉仕品」 だからなのだ。
 母の日の売れ残りと思われますがね、でもこれ、人気の 「秋色アジサイ」 なんだぞー。
 早めに咲かせたお花は盛りを過ぎ、今年はもうおしまい。 しかも全体に元気なし。 普通なら買わないんだけど、1000円と聞いて買ってしまった。 破格。
 持ち帰った翌日、ついてた花は、ますます頭を垂れ、葉っぱもシオシオになり茶色くなってしまいました。
 ずーっと屋内にいたんだものね。 いきなり環境が変わると、こうなることは多いのよ。
 だけど、ここで 「枯れた」 と思ってはいけません。 根っこを見よう。
 このアジサイは、底面灌水の鉢に植わっていて、常にちょっと湿った土で育っていましたが、鉢から出してみるとちゃんと新しい根が張ってました。
 普通の鉢に植え替えて上からたっぷり水をあげると、翌日にはシャンとしました。 傷んだ葉っぱはもとに戻らないけど、株そのものは、もう大丈夫。 これから再生していくでしょう。
 いち早く咲いた 「ガーデン・ハイドランジア」、そしてこれから咲く 「ガクアジサイ」 とともに、今日からバルコニーに仲間入りです。
 来年は、ウチで6月に咲かせてやるぞー。 同じ色、出るかな。