6月のつるバラ

niwazou2011-06-16

  4〜5月に防水工事があったM邸は、今年はバラのお手入れしてる場合じゃなかったわけです。
 が、そんなの関係なしに、梅雨のこの時期にも繰り返し咲いているのが、この真っ赤な 「アルティシモ」。 雨にも強い、大輪のつるバラです。
 「繰り返し咲き」 「四季咲き」 性の強いアルティシモですが、手前にある丸いのはヒップ(=実)です。 花が何度も咲くのに、そのたび実もできちゃうのよー。 しかも、お花と同様にでっかいのが。
 ヒップをこのまま放置しておくのもアリだけど、そうすると次の花が少なくなってしまいます。
 だから、この時期は思い切ってヒップも切る。 ヒップができる前に、ふつうに花がらを切りましょう。
 春〜夏の花はしっかり切って、繰り返し咲く花を楽しんで、夏〜秋の花がらを切らずに残す。 そうすれば、晩秋には赤く色づいたローズヒップが観賞できますからね。
 さて、病害虫にもやられたりして、たいへんワイルドな姿になったコンテナをどう手入れしていったかというと。
 1) 花がらを切るのと同時に、枝数も減らしていきます。 
 大半がつるバラなので、どの株も伸びた枝が重なり合っています。 その上、株元から新しい枝も伸びてきている。
 つるバラだからといって、スペースには限りがありますから、全部伸ばしたら収拾つきません。
 新しい枝は、この先メインの枝になっていく可能性のある枝なので、しっかり育てていかなきゃなりませんが、株の内側に向いてて明らかに変な樹形になりそうなものは思い切って切る(新しい枝の出にくい品種は別として)。 そして、枝数を調整しよう。
 コンテナ栽培では、厳選した枝を丈夫に育てていくことが大事です。 
 2)また、いずれも植えてから数年経ったものばかりだから、株元が込み合ってモサモサしがち。 株元から20cmくらいのところまでの葉っぱは、全部取ってしまいました。
 株元をすっきりさせると、病気の感染を防ぐ効果もあるし、日がよく当たるようになるから新しい枝も出やすくなると思うのよ。
 3)病気の葉、ヨトウ虫のくっついた葉を取り除いた後、全体に、市販の病害虫用スプレーを散布。
 で、こんな具合になりました。
コンテナを置き直すときに、当初と裏表が逆になってたりもしたそうですが ・・・重くて直せぬ(-。−;) 
 枝が思うような方向に向かない、この時期の誘引作業でした。 ま、冬に仕切り直せばいいか。