緑のカーテンのこと(4)
スカスカ、ひょろひょろの緑のカーテンを、裏側から見てみましょう。 ちょっと、それっぽくなってきたような気がしません?
メインのつるをカットしたところから新しいつる (子づる)が伸びてきて、「子づる」 をさらにカットしたら、次は 「孫づる」 ・・・と、少しずつ面積を広げている 「ヘチマ」 です。
表側も見てみましょう。
でかっ。 お花もですけど、葉っぱを見て下さい。 手のひらより大きいのだ。
葉の数が少なくても、面積で勝負できるかも。
実際は葉数も多くて、3m以上の背丈になるはずなので、広い面積をカバーしたいときには、ヘチマはぜったい適任。 ゴーヤーもいいけど、ヘチマもね。
さて、「ナーベラー」 と呼ばれる沖縄野菜は、ヘチマのことです。
ヘチマというと 「ヘチマたわし」 「化粧水」 なんかを思い浮かべますが、食用にもなるんだそうです。 それも、無理やり食べるんじゃなくて。
ヘチマは完熟すると繊維が固くなるので、若い実を収穫する。 目安は 「開花から約2週間頃」 らしいですが、この若い実は柔らかく独特の風味があって、皮をむいて加熱すると甘味が出るそうです。
食べて、化粧水が作れて、しまいにゃタワシも! 一石二鳥どころじゃなくて、そんなに活躍するのか、ヘチマ。
そうなると実もいっぱいできてほしいなぁ。 欲が出てきました。