ブルーベリーとピートモス

niwazou2011-08-17

 「ブルーベリー」 の鉢の根元ですが、ココアパウダーみたいな土でしょう。
 これは 「ピートモス」 の色です。 先日、お礼肥をあげた後、ついでにピートモスを根元に足しました。
 鉢で育てているといつのまにか土が減ってくる。
 特に、植え込みに使ったピートモスは、年月が経つと分解されて、どうしても土が沈んでくるから、ときどき足してやるんです。
 本当はちゃんと混ぜ込んでやるのがいいけど、その作業はもうちょっと涼しくなってからにしよう。
 と、ここで念のため、ピートモスについて。
 ピートモスというのは、ミズゴケとか、アシやヨシといった水辺の植物が堆積し、腐植してできたものです。
 厳密には土じゃないと思うけど、植物繊維だから保水力があったり空気を取り込めたり、というのが特徴で、園芸では用土として、または土壌改良剤として使われています。 
 ピートモスはもともと強酸性です。 ブルーベリーは酸性 (目安はPHが4.5前後) の土が好きなので、ピートモスは相性がよくて、ブルーベリーの植え方を説明するときには必ず登場するわけなのです。 
ふつうの土で育たたないわけではないけど、PHが高い環境だと土の中の肥料分などを吸収しにくくなって、育ちが悪くなると言われます。
 だからピートモスを混ぜ込むといい。 たっぷりと。
 ホームセンターなどに行くと、たいてい置いてあるピートモスですが、購入時にはちょっと注意しましょう。
 この頃はブルーベリーの植え込み用土として市民権を得てますが、土壌改良剤として使う場合はPHが強酸性だと困る。 多くの植物は、強酸性が好きじゃないからです。
 したがって、あえてPHを高く、 「酸度をおさえた」 ピートモスというのがある。
 これをブルーベリーの植え込みに使うと、酸性の土にしたいという目的はまったく果たされなくなるから、購入時にはよくチェックしないとね。
 ブルーベリーには酸度未調整のものを。
 と思ったら、こんなのもあった。 「調整済み」 なのに、PH4.0〜5.0ぉー?????
 これは 「ブルーベリーに合うように酸度を調整した」 ものらしいです。 親切なようですが、ちょっとややこしいです。 
 混乱。