アリの教え

niwazou2011-08-18

 マンション5階で育てている植物は、普通のお庭と比べて、虫がつく確率が圧倒的に少ない。 しかし、アリはいる。 すんごくいっぱい、いる。
 夜中に申し合わせて、階段とか昇ってきたんじゃないかと思うほど。 床が土でないだけに目につきやすく、数の多さに毎朝ア然とします。
 水をやってると足を昇ってくるし、電車の中でふと見ると、肩の上を歩いてたこともある。 アリと同居してる感じなのが、ちょっとやっかいな我が家です。
 実際には、アリはお庭、特に農薬などを使わないで植物を育てようというお庭にはなくてはならない存在です。
 死んだ虫とか片づけてくれるし、アブラムシやカイガラムシの分泌物を巣に運んでくれれば、「すす病」 とかになりにくくなる。 また、増えすぎたアブラムシを食べて数を調整したり(!)、イモムシや毛虫の卵をを巣に持ち帰ったりもする(!!) らしい。
 聞きしに勝る、働き者なのだ。
 我が家で、野菜についたアブラムシの存在を教えてくれるのはアリの役目。 昨日までいなかったのに、なんだかアリがウロウロしている、と葉っぱをめくってみると、必ず葉裏にアブラムシが発生している。
 見つけたら、とにかく葉っぱを洗います。 水の勢いで流す。 とれないところは指で洗う。
 自分の背より高くなるとちょっと無理だけど、今のところ、アブラムシの駆除はこれで間に合っています。 
 アリに助けてもらって、薬剤を使わず野菜が育っているといっても過言じゃないのよ。
 でも、平気でアブラムシやカイガラムシと一緒に水で流したり、踏んだりもしていて、恩を仇で返す感じがなきにしもあらずだけど。
 虫と人間の共生は、なかなか難しいもんです。



      ところで。 明日から1週間ほど、夏休みをいただきますー。