旬はこれから?

niwazou2011-09-15

 夏がどんどん暑く・長くなっているせいか、以前は熱帯や暑い地域のものと思われていた植物が、身近なものになってきましたよね。
 代表的なのが 「ハイビスカス」。 日本人の多くはハイビスカスを見ると、ハワイとか沖縄とかをイメージするはず。 行ったことなくても 「青い空・青い海とハイビスカス」。 
 そんな南国の花だったはずのハイビスカスが、今やふつうに夏のお庭を彩っています。
 ところで、このハイビスカス。 「8月にあんまり咲かなくて、最近、咲き始めた」 というような状況ではありませんか? 「暑さに強いはずなのに、なんで咲かないの」 と思ったことはありませんか??
  実は、日本の夏はハイビスカスには暑すぎる。 暑さが得意な南国の花なのに、ナンデ? と思いますが、育つ条件が過酷なのです。
 夏が暑くなっても冬がある日本。 屋内でないと冬越しが厳しい熱帯の植物は、たいてい鉢植えで育てますよね。 しかも、移動することを考えて鉢が小さい場合も多い。 これが夏バテの要因と思います。
 鉢植えは土の分量が少ないから、気温の上昇の影響を受けやすい。 鉢の中にある根っこは、乾燥も激しいし、必要以上に高温で根が働かなくなって ・・・ そんな状態なわけです。
 暑いのが得意でも、限度があるということですよね。
 これは熱帯の植物に限ったことではありませんが、鉢の中の温度を上げない工夫をすることが大事です。
 生育適温は15〜25℃。 夏にお休みしていた株も、これから再びお花をさかせるはずですよー。
 ちょっと鉢が小さいかな、根が詰まってそう、と思われるものは、今の時期にひとまわり大きな鉢に植え替えるといいと思います。