桔梗
涼しくなると、秋っぽいお花に目がいきます。
秋っぽいというと、「ススキ」 のような穂のつく葉っぱとか、「秋明菊 (シュウメイギク)」 みたいな菊系の花とか。 なんとなく 「和」 を感じさせる植物が、秋の気分なのよね。
「桔梗 (キキョウ)」 も、そんな秋を感じさせる植物のひとつ。
小林一茶の 「きりきりしゃんとして咲く桔梗かな」 という句、好きなんですが、桔梗には、この句のような背筋が通った・すがすがしいイメージがある。
しかしこの桔梗、お庭なんかで自然に育てると、6月下旬とか7月くらいに開花するんですよね。 秋の七草に入ってるから、秋の花と思いがちだけど。
しかも、花壇なんかに植えこむと、思ったより長く伸びて横に広がったりして、あれ? きりきりしゃんとしてないじゃん、と思ったりするけど。
イメージと実際の姿はちょっと違ったりするもんですが、育てた人だけが知ってる、というのもガーデニングの楽しみです。
英名は 「バルーンフラワー balloon flower」 といいます。 つぼみが風船みたいだから。