シェードガーデンのグランドカバー
川崎市・W邸の “シェードガーデン”。
咲き残っていた 「ヤマアジサイ」 の花がらを切ったら、花モノがなくなって地味になりましたが、陽射しのほどよい初秋。 「シダ」 や 「ギボウシ」 などの葉がきれいです。
こちらの植栽スペース、植物の足元は砂利敷きになっていますが、一部には “グランドカバー植物” を植えてあるんですよ。
これ 「アジュガ」 といいます。 日本の山野に自生する 「ジュウニヒトエ (十二単)」 の園芸品種です。
茎は伸びず葉が地面にペタっと広がる感じですが、花は穂状に直立して咲くので、春のお花の時期は 〜20cmくらいの背丈になります。
お花はこんなです。 青色。 写真のは葉の中央が紫っぽいですが、他にも色や質感の違う品種がいくつかあります。
葉は冬も枯れずに残り、株元から “ランナー” と呼ばれる地面を這うように伸びる茎を出して小株を付けて広がっていく、という仕組みですが、「ヒメツルソバ」 とか 「グレコマ」 「リッピア」 のようにあっという間に茂るわけではなく、じわじわと増えます。
小さい苗を点々と植え付けたものが、3年くらい経ってかなりつながってきました。
来年ぐらいには、この隙間が埋まるかしらん?
アジュガは、陽射しの強い場所は苦手。 樹木の足元とか、構造物の陰になる場所とか、やや日陰気味の方が、葉がツヤツヤしてきれいに育ちます。
グランドカバーを選ぶときは、「広い場所を覆う」 のか 「隙間を埋める」 のか。 「強い陽射しに耐える」 のか 「日陰気味が好き」 なのか。
そのへんをチェックしましょう。