OH,ヘンリー?
ブドウのようですが、ブドウではありません。
食べられそうですが、食べられません。
食べられなくても、たわわに実がなっている風景はこの季節らしくて、目にするとなんだか幸せな気分になるもんです。
Kさんがこまめに誘引して、フェンスにきれいに絡んでるこのツル植物は 「ヘンリーヅタ」 です。 何年か前に植えたのは私です。
が、しかし。 これは本当にヘンリーなのであろうか。 「これはもしかして 『オランダヅタ』 ではないのか」 疑惑が湧いている2011年、秋。
というのも私じつは、実のなったヘンリーを見たことがないのです。 寄せ植えとか、コケ玉とかで使う機会はよくあるけど、庭植えでこんなに伸びたものを見るのは初めてで。
そのうえ、つい最近まで同じものだと思っていた両者が、じつはよく似ているが違うツタであることが判明したのです。
買ったときには確かにヘンリーヅタと記されていたはずなんだけどなぁ。
まあ、どっちでもいいという話もありますが、「よっ、ヘンリー!」 と声をかけていたものが、違う名前になると戸惑うというか。
長いフェンスを、どこまでもどこまでも絡んでくツタよ。 アンタをこれからどう呼んだらいいものか、私はちょっと困っているのよ。
どっちにしても、実りの後は葉っぱがとってもきれいに赤くなります。
秋のバラが咲き終わる頃には、Kさんの誘引のおかげで、赤い葉が壁面を彩ってくれるに違いないのです。 楽しみなんです。