小さい花びら、のようなもの

niwazou2011-10-06

 花びらが落ちています。 サイズはこんなに小さいけど、まさに花びら型の。
 これ「センニチコウ(千日紅)」 の、なんですよ。 ドライフラワーとしてもおなじみの、あのまん丸い形の。
 正しくは、花びらでなくて 「 苞(ほう)」 というパーツなのですが。
 球状のピンクの苞の間に、ちょこんと覗いているのが本当の花。 黄色いのは雄しべです。
 本当のお花が小さかったり、花びらが退化してたりして、「苞」 とか 「萼 (がく)」 とかが花びらのように目立つ、という植物は結構あります。
 「ハナミズキ」 は苞。 「ガクアジサイ」 や 「クリスマスローズ」 は萼。 苞や萼は花びらのように散らないで、長い間きれいな色や形を楽しめるのが特徴。
 なんですけど、センニチコウの苞もそろそろお疲れ。 下の方から色褪せてきて、強風に当たったりすると、こんなふうにハラハラと散ったりします。
 日日草、百日草、千日紅、百日紅(サルスベリ)。 みんなお疲れ様、の秋です。