紫の実
これは何の実だろう。 初めて見るような、どこかで見たような。
紫色の実がなる木というと、まず思い浮かぶのは 「紫式部(ムラサキシキブ)」 ですが、なんか色が違うんだよなぁ。 実も大きいし。 新しい種類か??
葉がついてれば何となく検討がつくんだけどな、とか思いながらジロジロ見ていると。
不審な目で見ているお店の人と目があったので、写真を撮らせてもらってその場を去りました。
この季節にこの色。 寄せ植えなどに使うと映えるので、ぜひ種類を知りたいと思ったので、家に帰って再び写真を見ながら検討。
ううむ。 やっぱりこれはムラサキシキブ。
枝のしなってる感じとか実の付き方から見て、「コムラサキ(Callicarpa dichotoma)」 じゃないかとは思うけど ・・・ まとめてムラサキシキブです。
お庭などで見るのは、もっと小粒で硬そうで、赤みもこんなに強くないような印象があるんだけど。(←よく見るやつ) 思い込みのようでした。
ムラサキシキブは落葉樹なので、冬には葉を落としていて、実だけがこんなに残っている姿になじみがないのですが、鳥に食べられたりしなければあり得るし、大粒の実は長く木についていたであろう証拠に、シワっぽくなっている。
白い実がなる 「シロミシキブ」 があるように、最近では桃色のムラサキシキブもあるようだから(ああっ、ややこしい!)、色味の違い、実の大きさは、個体差なのでしょう。 写真でみると、色味もそんなに違わない。
でも実物は、なーんか色も質感も違う気がしたのよぅ。
植物の識別ってほんとに難しいです。