萌えー、ですよ。

　春の花です。
　どっちもピンクですが、右下のヒラヒラっとしてるのが　「プリムラジュリアン」　で、丸っこいのが　「チロリアンデージー」　です。　(「チロリアン」　は品種名　）
　どっちも可愛いけど、特にデージー。　チロリアンよ、可愛いにも程がある。
　日本でいうと　「ひな菊」　で、昔っからあるデージー。　もともと丸っこい形が愛らしいお花ですが、いわゆる普通のデージーは、真ん中の黄色がはっきりしてて、ちょっと平たい。(↓)
に対して、万重咲きというの？　このポンポン咲き加減は、たとえようもない愛らしさだわぁ。
　右下は、同じくチロリアンの白花ですが、どうよ、この色の入り方。　ちょっと頬染めたような、乙女のような雰囲気を醸し出しています。
　店頭で、これらのチロリアンデージーを見たとたん、使い方を考えることもなく、とりあえずカゴに入れてしまった私。　仕事柄、苗を買う時はいろいろ考えるんだけど。
　萌えー、なんです。　アイドルを見るおじさんたちの気持ちに近いかもしれません。
　長くお花を扱っていると、「可愛いだけのお花なんて、面白くないわっ」　と、モノの見方が少々スレてくる？　もんです。　そんな私を、初心に戻してくれたチロリアン。
　お花は可愛らしくてなんぼです。　基本、それにつきますよね。
　さて、「デージー　Daisy」　という名前は、「(太陽の目)」 からきてるんだそうです。　真ん中が黄色くって、目のように見えるから。
　が、ここまで丸っこくまとまると、特徴である　Day's eye　は、あんまり目立ちませんね。