ズッキーニの栽培

niwazou2012-05-24

 「ズッキーニ」 はカボチャの仲間だけど、カボチャのようにつるが伸びることはないので、簡単に栽培できると言われるけど、いやいやどうして。 
 今年は、直径が40cm深さ20cmの、タライのような形状のプランター(フェルト製)に一苗を植えましたが、いまはもう、こんな状態です。
 容器からあふれる葉。 つるは伸びないけど、葉は大きいのだ。 
 が、まあ、容器の問題は 「大きい方が育て易い」 という程度。 ズッキーニ栽培の最大のポイントは 「受粉」 であります。
 じつは、実が1つも収穫できなかった昨年も、株はそれなりに育ってはいたのです。 左の写真、黄色い花がついてるのがズッキーニ。
「永田農法」 で作っていたので、カラダは小めですが、花もいくつも咲きました。 でも、実はひとつも育たなかった。
 なんでかっていうと、受粉がうまくいかなかったから。
 ズッキーニには、雄花と雌花が咲きます。 一見、同じように見えるんだけど、咲き始めた花の根元を見ると → 
 雌花(左側)のつけ根には、小さな実がついてるのがわかります。 
 育ててみると気づくのですが、この花たち、必ずしも同じタイミングでは咲かないのです。 せっかく雌花がぱーっと開いてるのに、雄花、開いてないじゃん! ということがしばしば。
 こうなると、自然に任せてるわけにはいきません。 何株も栽培していれば別だけど、プランター栽培の場合はひとつひとつの雌花を大切にしなければ。
 ということで、人工受粉をしてやります。
 難しいことはありません。 雌花が開花した午前中に、雄花を摘み取って、花粉のついてるところを雌花に、ちょちょちょと押し付ければOKです。
 で、受粉がうまくいったらしい雌花。 こんなふうに実が育ってきました。
 昨年は、どれもこれも受粉失敗で、花の付け根が膨らまず黄色くなって枯れる、という経験をしましたので、このピカピカした実に感激ひとしおであります。
 ああ、今度はこれを、いつ摘み取ろうか。 収穫のタイミングを日々探っています。 
 もう採っていいと思うんだけど。 開花から4〜5日が適期だという話だけど ・・・ 明日っ。 明日こそ収穫するぞ!