初登場、イエスタディ
ついでにもう1本、W邸のバラをご紹介しましょう。
「ニコル」 の背後のラベンダーピンクというのか、ライラック色というのか。 紫がかったピンクの花は、 「イエスタデイ Yesterday」 というバラ。
これも前出のニコルと同様、房咲きなんですが、ぜんぜん雰囲気が違いますよね。
「村田ばら園(*)」の紹介には 「景色を生み出す能力は一級品です」 とあり、大きくなるのを楽しみにしているのですが、植えてまだ1年。 しばらくは、低く誘引して、他のバラを足元を隠そうかと。
さて、このバラは花が小さい(小輪)タイプ。 咲き方は平咲きです。
親の一方が 「バレリーナ」 といえば、イメージが湧き易いでしょうか。 どことなく似た雰囲気があります。
同じようなタイプで 「ラベンダードリーム」 というポピュラーな品種がありますが、イエスタディはその交配親。 つまり、バレリーナ → イエスタデイ → ラベンダードリーム とつながっているわけで、性質もみんな似ています。
[:W180] 枝が2〜3m伸びるのでつるバラとしても使えて、いっぱい花がついて、繰り返し咲く性質が強くて、丈夫。
要するに、育て易いバラです。
← のように、咲き始めは色が濃いのですが、この色の濃淡がなかなか良いです。
バラを並べて複数植えよう、というとき、ついつい違う色を植えたくなりますが、色の組み合わせのときに忘れがちなのは 「葉っぱもある」 ということ。
同じピンクじゃ、つまんないかなぁと思うなかれ。 間に緑色が入るので、つまんなくなりません。 ピンクと一口に言っても、青みがかっていたり白っぽかったりするし、形によってもずいぶん雰囲気が違うし。
同系色の組み合わせには、まず失敗がありません。 逆に、「赤と黄色」 とか全然違う色を組み合わせるときは、花の大きさとかボリュームとかを想像しながら、慎重にね。
*注 ・・・ 旧 「村田ばら園」 さんは、今は 「姫野ばら園」 さんになっています。