「花がら摘み」と「夏剪定」のこと

niwazou2012-07-20

2ヶ月前、最初のお花が満開だった 「ニコル」に、2度目のお花が咲いています。
 ニコルは四季咲きタイプのバラ。
 咲いた後の花がらをカットすれば、そこから新しい枝が伸びて、1ヶ月〜1ヶ月半くらいで先端に次の花が咲きます。
 Wさんが6月初めに花がらをカットしたとして、7月に入って次の花が咲いて ・・・ ちょうど計算どおりですね。
 そんな2度めの花も、そろそろ終わり。 奥の房は色褪せているし、手前の房も「雄しべ」が茶色くなっているので、どちらも再び 「花がら摘み」 のタイミングです。
 いまカットした所は、今度は9月の初めにお花が咲き始めるはず。  
この花がら摘み、何度やっても、枝のどこにハサミを入れるか悩むものです。
「5枚葉を1〜2枚つけて切る」 とか 「枝元から4〜5枚の葉(=節)を残して切る」 とか、説明の仕方はいろいろあるけど ・・・これについては昨年に書いた記事があるので、読んでみて下さいね。 
 さて、こうしてその都度花がら摘みをしていれば、春〜秋の間4回は花が咲く計算になります。
 それじゃ、8月末〜9月初めに行う 「夏剪定」 は何よ? という話になりますが、この作業は 「四季咲きのバラを、秋のいいタイミングにいっきに咲かせる」 ことが大きな目的です。
 10月の、バラが美しく咲ける時期に開花のタイミングを設定して、その1ヶ月〜1ヶ月半前に全体の枝をカットする。 花がら摘みのときはちょっとしか切らなかった枝を、全体の形を整えながら、残った枝が充実するように剪定するのです。
 ということは、秋にまとめて咲かなくてもよければ、あえて夏剪定はしなくていいわけです。
 こまめに花がらを摘んで、年間通して順次咲く花を咲かせる、という楽しみ方もある。 お花の大きさは次第に小ぶりになりますけどね。