弦が切れた
チェロの弦が切れました。
チューニングしようと思って、「ペグ(=糸巻き)」 をキュっと動かしたら、ばちーんと切れた。
ペグというのはチェロの頭についてるネジみたいな形のヤツで、ここに弦の先を挿してクルクルと巻いて弦が張られているのでありまして。
チェロの場合はもう一箇所、弦の下のところに音程の微調整をするアジャスターがついていますが、おおもとの音程はペグで
・・・・ なんだけど、これ、怖いのよ。 ほんと。
ベテランの方にとっては何てことないでしょうけれども、硬いペグを握ってギギギと1ミリ単位で回すと、どーっと汗が出る。
ギターなんかより太いピンと張った弦を、さらに強く巻くわけですから ・・・ うう。 あとちょっと回すと切れるかも、と思うとビビるんです。
ペグを回していて弦が切れたのは3度目。 今までは、レッスン時まで放置していて先生に張ってもらったり、工房に持って行ったりしました。
が、弦くらい自分で張れなくてどうする! 張らないと練習もできないので、意を決して自分でやってみることにしました。
ネットで注文したら、翌日には弦が手に入る今日この頃。 便利な世の中になったもんだ。 これ、弦ね。→
4本あるうちの、一番上の弦(=A線)。 丸いところをアジャスターの金具に引っ掛けて、反対側をペグに巻きます。
と書くと、簡単にできそうですが、これがまた。
ペグは、見かけはネジっぽいけどネジ状にはなってなくて、穴に差してあるだけ。 固定するには 「ペグを押し込みながら弦を巻く」 という、結構力の要る作業です。
隣の弦にぶつからないようにきれいに巻かなくちゃ、緩みがないように、とか何度もやり直してるうちに1時間が経過。
で、できたけど。 右端の水色のね。
1本の弦を張るのに1時間。 涼しくなったというのに、汗だくです。