シェルブールの雨傘
久々に朝からのんびりCSの番組表を見ていると、「シェルブールの雨傘」 を発見しました。
ちょうど少し前、チェロの練習曲にこれが出てきて、「全編ミュージカルのフランス映画で、昔ちらっと観たことがあったはず」 と思ったものの。
内容をぜんぜんまったく覚えてなくて、我ながらダイジョウブか? と心配になったところでした。
私が生まれた頃の映画だから、もちろんタイムリーでは観てないんだけども ・・・ とにかくいいタイミングで見つけたもんです。 視聴予約を入れて、と。 今日は、朝っぱらからガチで映画鑑賞です。
カトリーヌ・ドヌーブ、なんて綺麗なんでしょうか。 10人中10人が綺麗! と思うだろう美しさですよねー。 マダムっぽいママも素敵。
ミュージカルだからずっと歌ってた、という薄い記憶はあったけど、驚いたことに本当にぜーんぶのセリフにメロディがついておりますですよ。
「ママ」 とか 「タバコくれ」 とか 「郵便です」 とか、ボソっと独り言みたいなのまで全部。 誰もがいつも歌っている。 語りは一切ありません。
しかし、ずっと観てると慣れてくるものです。 突然歌い出すようなことはないので、みんな普段からこうなんだ、という気になってくる。
ストーリーをおおざっぱに言うと、恋する2人が戦争を境に別々の人生を選ぶことになった、というもんですが、古い映画なのに、いや古い映画だからか、色が妙に美しくて。 テレビの画像をいっぱい写真に撮ってしまいました。
部屋の壁紙がすてき。 台所が可愛い。 シャンデリアがいっぱいなのもイヤらしくなくいい感じ。 ウン10年前にこの映画を観た人は、この色合わせのセンスを始めとして、フランスとはなんと洗練された国か! と驚いたに違いないっ。
いまもフランスが好きな人は多いけど、素敵の歴史が違うわよね。
あ、タイトルのシェルブールの雨傘についてですが、舞台がシェルブールという街で、ヒロインは「雨傘店」の娘、17歳です。 なんて大人びた17歳 ・・・ ところでシェルブールって、フランスのどこー?