地球最古の?植物

niwazou2013-01-25

 チェルシーガーデンでこんな植物を発見。
 仕事柄、植物はいっぱい見てきましたが、これ初対面だと思う 「マツバラン(松葉蘭)」。
 自然の姿では、岩なんかにくっついている着生植物ですが、もともと葉も花もないようです。
 江戸時代には園芸ブームがあって、変わり咲きの花や珍しい斑の入った葉や、珍品が高価で取り引きされていたというのはよく聞く話ですが、このマツバランも結構な人気だったらしい。
 「地球最古の植物」 って書いてあるし、花や葉がないことがむしろ面白くて、という見方もあるかもしれないけど・・・
 わからん。 「万年青(オモト)」なんかも、たいがい地味な植物だけど、縞の入った葉っぱなんか綺麗だと思う。 けど、これ、どうよ?
 枝ぶりというか、ホウキみたいに分かれた様子や、色や模様の特徴を鑑賞するということで、枝が大きい角度で広がっている (獅子)とか、枝分かれが多くて先端に細いのが集まっているまりになるもの(九十九=つくも) とか、鑑賞の際のポイントが沢山あるようです。 うーん、マニアック。
 このサイズじゃピンときませんが、大株になるときっと、区別していくにふさわしい姿になるのでしょう。 
  左の品種は 「三光錦」 とあります。 ふつうは先っぽに入ることの多い斑が、枝の中ほどに入っているものを、マツバランでは 「三光」 というのだそうですが ・・・わかる?
 高級な品種を手に入れるために、家と土地とで交換したとかいう話もあったらしいけど、目の前のブツを見る限りでは、ぜんぜん感情移入できないマツバランよ。