秋色ばやり?
かねがね思っていたことですが 「プリムラ (ジュリアン、ポリアンサ)」 の花色って、なんでこんなに多いんだろう。
白や桃、黄や赤はもちろんのこと、インクをそのまま落としたような青や紫も。 改良して作ったというには、あまりに違いすぎる色が揃っております。
それも単色じゃなくて、グラデュエーションになっていたり、花びらの端っこの色が違っていたり。 数ある植物の中でも、花色の多さは群を抜いてる気がするのに、さらに毎年毎年、新しいものが出てきます。
花の形も一重、八重、バラ咲き、フリル咲きとかあるし。
そんな中で、右の写真は、おととしヨーロッパ最大の見本市で賞をもらったというプリムラで、「ゼブラブルー」 という名前がついています。
ブルーのシマウマ柄ですよ。 とっても個性的です。
個性的すぎて 「使い方がちょっと難しそうかな」 とも思うのですが、こういう縞模様っぽい花びら、人気のようですね。
こちらも、ほら。
プリムラというと、発色のよさが特徴だけど、縞模様が入ったものは色が薄まるというか、淡い感じになりますね。 ちょっと渋いというか。
ピンク系のは、従来の色に比べると「和」の雰囲気もあって、いい色だなーと思ったのですが、そういえば。
このへんの色味、 「秋色アジサイ」 と似た雰囲気じゃありませんか?
スモーキーな感じ。 和を匂わせるような、控えめで大人っぽい感じ。
いろんな色が出尽くしたら、次はこういう色に目が向いていくってことなのでしょうか。
秋色プリムラです。