弓のこと
チェロの 「弓」 です。
楽器に付いている 「駒」 に、フランス駒とベルギー駒があると知ったのは先週のことですが、「弦楽器のしくみとメンテナンス(音楽の友社)」 を読んでみると、弦楽器パーツのいろいろに驚くばかりです。
弓には、というと 「丸弓」 と 「角弓」 があるようです。
弓のお尻を見ると、私のは八角形。 角弓です。
機械で大量に作るものは丸型ですが、だからといって丸型のグレードが低いということではないらしい。
手による製作過程が加わったものも、「まず4角形にした後8角形にする」 んだそうですが、その後に仕上げを丸にするか角にするか、弓の材木によって形を決めるんですって。
そして逆に、グレードの高い弓は、これまた丸が多いらしい。(理由を知りたい人は、本を読んで下さいねー)
とういことで、この弓は大量生産のものではないけど、普通の弓ということか。 見分ける目はないので、形からはその程度しかわからないのでした。
私の楽器と弓は10年ちょっと前に購入しましたが、高価なものではありません。
通販の 「チェロ入門セット」 は2万円くらいで買えるらしいから、それに比べると高かったんですが。
岡山に住んでいた当時は情報も少なかったので、知り合いの楽器店に予算を伝えて仕入れてもらいました。
たくさんのチェロを見る機会が増えた今となっては、よくよく研究して自分で選べばよかったかしら、と思ったりするけど ・・・ ああ、でも自分では選べなかったよね。 予算もアレでギリギリだったし。
で、下の写真は弓の先っぽ。 先端に白い 「チップ」 が付いてます。 こんな小さいけど先端を保護してるようです。
そういえば、しょっちゅう弓の先をどこかにぶつけております。 気をつけないとチップが欠けてしまうらしく、つまり、チップが弓本体の損傷を防いでるってこと。
こんなに小さいのにねー。