東京の土は黒い

　東京に住み始めたばかりの頃、「畑がいっぱいあるなー」　と意外に思った記憶があります。
　町中にポツンと畑が現れるし、その数も多い。　
　田舎者のわたくし、庭先の家庭菜園は別として、都会には畑なんかないと思い込んでいたフシがありまして、実際に住んでみないとわからないものだな、と思います。
　しかし東京の畑、土がやけに黒い。　この黒さを見慣れていないことも、驚きの一因だったと思います。
　岡山県の土は、畑といえどもこんなに黒くなかった（気がする）。　更地の土は赤っぽかったし。
　所変われば土変わるものです。
　写真は近所の工事中の土地ですが、更地にするときに黒土が投入されて真っ黒になりました。 雨上がり、みかんちゃんの足も真っ黒・・・
　さて、この黒土。　火山灰土に有機物（腐敗した植物）が蓄積している肥沃な土ですから、野菜作りにはもってこいです。
　しかし、通気性や排水性はイマイチ。　家庭菜園や園芸で用いるときは、その点をおさえて使いましょう。
　特にコンテナで使う土は、草花だろうと野菜だろうと　「水がなかなか抜けない」　というのでは困ります。　
　水はけを良くするもの（用土や改良材）と混ぜて使いましょう。