壁の花

niwazou2013-05-09

 「壁の花」 という言葉があります。
 宴会や舞踏会などで、声をかけられなくてポツンと壁際に立っている女性のこと。 この言葉を聞くと大学生の頃を思い出すなぁ。
 当時は、他大学との合コン、なんてのに何度か行ったけれど、初対面の人と話すのが苦手で、いっつも居心地が悪かった。「花」っていうのは、ちょっとおこがましいけど 「浮いてる感がまさにそんな感じだったよね〜、私」 と思うのでした。
 しかし、今の私は初対面、年齢問わず、ぜんぜん平気。 これがオバサンになるということなのか、変われば変わるものです。
 さて一方、本物の壁の花は、こんなに美しい。
 GWの後半に、壁に誘引したつるバラたちが見頃を迎えたK邸です。 メンテナンスに伺っているお宅の中でもっとも早いピーク。 
 左から 「プロスペリティ」、「ロイヤルサンセット」 「アンジェラ」。
 冬に枝を誘引した後の写真も載っけてみましたので、比べてみて下さい。
 冬の作業時、枝数を減らすのが 「もったいないかな」とか 「減らしすぎた?」 とか思いがちですが、葉が茂り花が咲くとこんだけのボリュームになります。
 品種によって、バラを植えてある環境によって、生育状態は違ってきますので、毎年の繰り返しで適当な分量をつかんでいくしかないけれど。
 冬にした作業の結果は必ず5月に確認できる。 やっぱりバラの誘引は楽しいです。
 壁の花は楽しいんです。