今回の白い花は・・・
白いボックスと白い花 ・・・ でおなじみ? のベランダガーデン、S邸にやって来ました。
ハンギングバスケットの花は 「ゼラニウム」。
Sさんのベランダのテーマカラーは 「白」 なので、季節のお花も毎回、いろんな白い花をチョイスして行くのですが、これが最近、どんどん楽しくなっています。
ひと口に白といっても、結構バリエーションがあるんですよね。 青みがかったクールな白もあれば、クリームがかった温かみのある白もある。 そのくせ、基本的に白だから、組み合わせで失敗することもないので、いろんな種類の花を自由に選べるのです。
もちろん「環境に合っているか?」 というような、基本的な条件はおさえて、ですよ。
アガパンサス、アフリカン・マリーゴールド、トレニア、インパチェンス、アンゲロニア、ペンタス、フロックス、などなど。
今回、新たに黄色い斑の入ったシャープな葉の 「ニューサイラン」 も新加入し、ボックスの中はこんな感じ、クリーム系・白でまとめてみました。
さて、前出のゼラニウム。 誰もが知っているんじゃないかと思われるガーデン植物ですが、みなさん、お好きですか?
はっきりした朱の花色とかにきついイメージがあるのか、「ゼラニウムは入れないで」 という要望、赤いサルビアと同じくらいよく聞きます。
かくいうワタクシ、この仕事を始めた当初、ゼラニウムを使うのを極力避けていました。 特に嫌いだったわけではないけど、「ありきたり過ぎる」 という理由で。
駆け出しの頃は気負っていましたからね。 「珍しいものの方が価値がある」 と思っていた気がします。 今となっては 「浅はか〜」 と思うのですが。
年を経て(歳もとって)、最近はよくゼラニウムを使います。 ゼラニウムは乾燥に強いし、丸く整う大きな花は、お庭でアクセントになります。
特に白はいい。 ゼラニウムの白は清潔感があり、お庭をすがすがしく明るくします。
世界中で最も多く栽培されているものの1つ、とも言われるゼラニウム。 ポピューラーなものには、やっぱりそれだけの理由があるということですね。