ナスのトゲトゲ

niwazou2013-07-12

 「賀茂ナス」。 こんなに温厚そうな丸い形をしているのに、ヘタのトゲが鋭いんです。
 そう、ナスのヘタにはトゲがある。
 キュウリなんかもそうですが、植物って自分の身を守るためか、こういうトゲのあるものは結構ある。 収穫後、時間が経つと鋭さがなくなっていくのですが。 
 「昔からある、原種に近いものほどトゲが鋭い」 と聞くと、賀茂ナスは伝統野菜だもんなぁと納得します。
 それにしても、ちょっと驚いたのは、先日頒布会で届いた 「ベランダ菜園野菜苗」 のナスです。 右下がその葉っぱなのですが、何の気なしに指が触って、痛っ。
 わかるかなー? 葉裏の真ん中に、バラについてるみたいな本格的なトゲが1つ付いているんです。
 といっても、これ特別変わった品種ではありません。 デルモンテの 「デリシャス茄子」 というの。
 「焼いても良し、揚げても良し、漬けて良しの、どんな料理法にも使える万能タイプの中長ナスです」 と紹介してあるように、どっちかというと新しく作られた品種だと思うんですよね。 ピカピカ光ってるスマートな中長ナスです。
 が、葉っぱをよく見てると、さらにビックリ。
これ、すごくない? 葉の表面にトゲがいっぱい! 
 何種かのナスを育ててきましが、こんなのは初めてです。 しかも表側にトゲがあるのは1枚だけなんですよ。 不思議ですねぇ。
 ナスの葉も、うっかり素手で触ると痛いめに遭うことを今年学習しました。
 トマトなんかは完熟するまでは実にも毒があるというし(現在食べられてるものには、ほとんどない)、作った花を、果実をを守るために、植物もいろいろ手を講じておりますね。