チェロの災難

niwazou2014-01-09

myチェロです。
 現在、調子はよいのですが、ある日の夕方、このネックの部分が大変なことに。
 新居に引っ越して部屋が1つ増え、チェロや譜面台などを出しっぱなしにできる、という恵まれた環境になりました。
 この部屋にはエアコンを付けなかったため、温度差が少ないし閉め切っておけば乾燥も少ない。 今まで練習のたびにケースから出し入れしていたチェロを、スタンドに立てて置くことにしました。
 うーん、快適。 好きなときに好きなだけ練習ができるんだから、腕もぐんぐん上がるに違いないっ。
 と、その日も夕方の練習中。 
「あ、ゴハンが炊けたか?」 と、台所へ ・・・夕食の準備をしつつ、新しい譜面をさらっていた途中でありました。
 受験のときもラジオ聞きながら勉強し、テレビ観ながら宿題していた「ながら族」のワタクシ。 集中力なくて成果が上がらなかったのは明らかですが、昔っからの習性というのはなかなか変わらないもんです。
 で、今度はそのまま台所で作業。 20分ほど経った頃でしょうか、夕食の支度が終わってチェロのある部屋へ戻ってみると、ん?  部屋が寒くないなぁ・・・ しまった、電気ストーブ付けたままだった。 
 足元を温める小さな電気ストーブにの近くに、チェロを横に倒して置いていたのですが、ネックのところがちょうどストーブから30cmくらいの位置にぃぃぃー!
 慌ててチェロを起こすと、ネックがほんのり暖かい。 弾いてみると、チューニングがむちゃくちゃになってるじゃないか。
 ストーブで暖まって弦が緩んでしまったのか、と、とにかく自然に熱が冷めるのを待ってもう一度楽器を見ると、今度は弦がびろーんと駒からはずれている。
 ああ、やっちゃった。 こうなると自分で弦を張り直す自信なし。
 例によって、大急ぎでGさんに相談 し、翌日、チェロを引き取ってもらいました。
 その結果がコレ。 Gさんに送ってもらった写真ですが、わかります? ネックのところの隙間。
 弦が緩んだだけと思っていたら、とんでもない。 ネックの上の指板が20cmくらいの長さ、剥がれて隙間ができていたのでした。
 せいぜい20分くらいのことで、こんな惨事になろうとは。 今回ばかりは、うっかりした自分を猛省することしきり。
 Gさんの診断によると、はがれた部分を再び接着(ニカワで)すれば何とかなるだろう、とのことですが、指版も熱の影響を受けたのか、反りがイマイチということです。
 今後、弾きにくいときは指板ごと交換しないといけないかも。 大ごとです。
 今のところ、修理後特に問題なく弾けていますが、そうならないことを願うばかりです。
 注意一秒、ケガ一生。 というか、チェロにとってはとんだ災難・・・・ ごめんねー。 これから気をつけます。