原点に戻る庭
世田谷S邸におじゃましておりますが、親子でお手伝いして下さるというので、鉢に季節の花を植えてもらっています。
持って行った花苗の中から、いくつかを選んでもらって寄せ植え。
遠目に見ると大変ほのぼのとした光景でありますが、じつは親子で意見が合わなくてモメております。
「お母さんはこれがいいけどなぁ」
「だめ、これを入れるの!」
「えー?」
てな具合ですが、結果的にはお母さんのMさんが譲歩し、Tくんがどうしても入れたかったピンクのネメシア、黄色いオステオスペルマム、白いイベリス、忘れな草などを組み合わせて、春らしい寄せ植えができあがりました。 あ、写真撮るの、忘れた(^_^;)。
さて、ほぼ1年ぶりのS邸。
モサモサになっている、つるバラ「サマースノー」の枝を剪定・誘引して、花壇を覆い尽くしている「ツルニチニチソウ」を整理して、雪で折れた「紅花シャリンバイ」の枝を保護して・・・
と、不要なものを取り除いてバランスを整えていくと、もとの姿が蘇ってきましたよ。
長いおつきあいのS邸のお庭は、年々、味わい深い感じになっています。
省スペースで日照時間も短くて、条件的には恵まれているとはいえないけれど、ここの庭はなんか落ち着く。 プランニングさせていただいた中でも気に入っているお庭の一つです。
強い個性はないんだけど、ここに来ると、自分の作りたい庭の原点を思い出す感じなんです。
さて、もうすぐ小学1年生になるTくんは、とてもはりきっています。
お花を植えた後は、お掃除も手伝ってくれて。
その後は、側転、ブリッジなどの技も披露してくれました。
暖かくなってきたとはいえ、半袖・半ズボン・裸足という服装で走り回るTくん。
若いって、すごいわ。