雪とニューサイラン
某デパートの、屋上テラス・・・といっても、「屋上巡り」に訪れたわけではありません。
お仕事ですよ、お仕事。
芝生の広場や四季の植物の植栽スペースがあるのですが、ここ、なんだかワイルドな感じでしょ。 例の大雪のときに、植えてあったものが倒れてぺちゃんこになってしまったんだそうです。
お手入れして、ここをちょっときれいにしようとしているのですが・・・ 特に背の高い、細長い葉っぱが暴れた感じになっていますね。
緑と、銅葉のもあるけど、両方とも「ニューサイラン」という植物です。
大型でぴんと立った葉を鑑賞するいわゆる観葉植物で、原産地はニュージーランド、とくれば寒さに弱そうですが、東京くらいの気候なら庭植えでも冬を越せます。 品種にもよりますが。
左のは斑入りの品種ですが、色も模様もいろいろあって、フラワーアレンジでもよく使われるそうですね。
お庭では、株が大きくなりますから、植えるときにはそれなりのスペースと、周りの植物とのバランスを考えて植える必要がありますが、どーんと存在感があって庭のアクセントになりますから、上手に使うと素敵なんです。
よく似ているものに 「コルジリネ」がありますが、こちらは 「木」で。
最初は地際から葉が出ているように見えて、ニューサイランと見分けがつきにくいのですが、そのうち伸びてくると右の写真のような形になってきます。
木部が伸びてきて、下葉が枯れてきて。
ニューサイランの方は、でっかくて硬いし大株にはなるけど「草」だから、植えた時と同じ姿で育ちますが、コルジリネは葉っぱが放射状に広がったような、植えつけたときとは違った姿に育ってしまって「こんなはずじゃなかった」ということも多いので、庭に植えるときは注意が必要です。
と、話がそれてしまったけど。
びろーんと倒れてしまったニューサイランの葉は、根元から切るしかありません。
倒れた葉の下には、じつは、こんな花々が咲いているので。
フリフリのパンジーや、水仙やエリカなど、お花が顔を出すと景色が一気に春になる。