「クリムゾン」って、どんな色?

niwazou2014-05-20

 「秋になると、赤っぽい葉色の植物に注目が集まる」というような話を書いたことがありますが、この「赤っぽい」色の雰囲気を上手に伝えるのは難しい。
 赤銅色とかワインレッドとか、新しい感じではバーガンディとか。
 葉物の場合はまあ、表現も限られてきますが、お花になるとこれまた大変です。
 薄い赤、深い赤、明るい赤、暗い赤、黄みがかった赤、青みがかった赤・・・・ 実際に微妙に違う色味がたくさん存在しているし。
 洋服やインテリアを選ぶときも同じだと思うけど、色味が変わると雰囲気もずいぶん違ってくるから、表現はたくさん知っておくと便利です。
 最近は外国語の表現も多いですよね。
 言葉によっては日本語で言葉を尽くすよりイメージしやすいかもしれないけど、ピンとこない場合もある。
 こちらは「クリムゾンレッド」の美しいバラ、「ウィリアム・シェークスピア2000」ですが、「クリムゾンcrimson」という色、どんな色かすぐ思い浮かぶ?
 プリンターのインクでよく見る「マゼンダ」と、いわゆる「赤」の中間に位置する色だそうですが、英語を訳すと『深紅』『濃く明るい赤色』。
 イギリスでは伝統的に血の色と関連付けられる、というような説明もあったけど、この色を見てそんな色とは・・・なんだかピンときません。
 このバラは、2年前にW邸に植えたものですが、実物の色は赤というよりピンクという方が合ってる気がするんですけどねー。青みが入ってるような。
 個体差や環境もあるのかしら。人目を惹く美しい色であることは間違いないけど。
 「クリムゾン」という色が、まだはっきり理解できてない、私。