「宝塚」の思い出
変な写真ですが、電車に乗って足元を撮りました。これから、この鉢植えをIさんに渡しに行くところです。
Iさんは、大の宝塚ファンです。
劇場に足を運ぶのはもちろんのこと、水彩画で好きなタカラジェンヌを描いたりもする。愛用のポーチとティッシュケースもスミレの模様です。
先日、お昼ごはんを食べながらしゃべっていると、「そうだ、タカラヅカって名前のついた花のこと知ってる? ネットで注文しようと思ったけど、お値段も結構するから迷ってて」という話。
「タカラヅカ」と聞いて思いつく植物は1つだけ。おそらく、紫色の花が咲く「デュランタ・タカラヅカ」のことだと思われます。。。。。
私がこの花を初めて見たのは15年くらい前です。家を建てたばかりで、庭に植える植物を物色していた頃。
出会いは近所の園芸店でしたが、そのデュランタは私の身長くらいの高さがあって、イヤリングが可愛らしく垂れ下がった感じの、紫の小花がいっぱい咲いていて。
お花の感じといい全体的な雰囲気といい、今までに見たことのない印象的なものでした。思わず「こ、これは何ですか?お値段はいくらですかっ!?」と、鼻息荒くお店の人に尋ねた記憶があります。
そのとき聞いた金額は・・・忘れましたけど、びっくりするほど高かったような。
[:W300] 庭植えする感じじゃないし室内で育てるのも難しそうに思える上、お値段もそんなですから購入には至りませんでした。
あれから月日は流れ。当時とくらべて劇的に流通量が増えているかというと、そんな印象はないのですが、価格はぐんと安くなっております。
先述のIさんが買おうかと悩んだものは、ちょっと高めでした(季節はずれだったこともあって)ので、ほんじゃ私が見つけたら買っておいてあげるよと約束していたのでした。
そして7月に入ってやっと入手できた、これ。30センチ程度のサイズです。
最近ではポット苗も出まわるようになっているし、お庭に植えているお宅もありますから、やっぱり需要も増えているのかなぁ。
このデュランタ、もともとは無地の花で、改良してできた紫に白い覆輪タイプに「宝塚」という名前を付けたらしいです。
知らなかったけど、紫色は宝塚のイメージカラーなんですってね。
「すみれの花の咲く頃〜」って歌は知ってるけど、紫色をスミレ色と呼ぶとか、劇場などにも紫色が使われているとかは、Iさんに教わって知りました。
勉強になりました。
さて、私のタカラヅカ・デビューは大学生でした。ゼミの友だち4人で「資料探し」という名目で神戸に行ったけど、宝塚で遊んだことしか記憶に残っておりませーん。
あのとき観たのは「大江山花伝」という和物のお芝居で、着物の衣装が素晴らしく美しかった。ほんとに夢のようでした、
その後も何度か宝塚を観たけど、あれほど印象に残っている演目はありません。
楽しかったなぁ。和装のお芝居、もう一度観てみたいです。