Y邸のリニューアル その1

niwazou2015-01-07

 初登場の調布市・Y邸。
 昨年の3月に植栽リニューアルをお任せいただいて、「打ち合わせ」→「工事」→「メンテナンス」ともう何回も写真を撮らせていただいてたのですが、今まで記事にする機会がなかったというか。
 ぶっちゃけ写真の整理ができていなかったため、こんな時期になってしまったのでございます。
(;´∀`) どうもどうも。
 さて、Y邸は集合住宅が併設されているお宅。この門扉の向こうにスペースがあります。
 奥行きがありますが幅は1.8mほど。細長いスペースですが植栽も施されており、モダンな建物と合っていて雰囲気があります。が、高い鉄骨に絡ませてある「ツルハナナス」が茂っていて、ちょっと重い感じ。
[:W230]  お隣との距離が近くてどうしても目隠しが必要なのですが、高木を植える余裕はありません。厚みがあるものはダメ。
 よって、ツル性の植物の中では扱いやすく柔らかい感じのツルハナナスを使っているのはよい案だと思うのですが、茂ってくるとやっぱり重さが出てきますね。
 それともう1点。年数が経って上の方は茂っていますが下葉がない。なんとなく枯木な雰囲気が出てきた感じ。
 相談の結果「つるバラ」を1本植えて長く伸びる枝を誘引し、スカスカ部分をカバーすることになりました。
 選んだバラは「アルベリック・バルビエ」。このバラは「ランブラーローズ」です。
[:W280]
 「ランブラー」というのはバラの系統の名前で、枝には強い伸長力がありますがしなやか。ランブラーは低い位置に枝を誘引しやすいバラなのです。
 中でもアルベリック・バルビエは葉が綺麗。白い花も品があってよいのですが、花のない時期も綺麗なんです。病害虫も少ない方。
[:W230] 日照時間が限られているので育ち具合が気になっていましたが、今日行ってみるとよく伸びていました。
3mくらいの枝が何本も伸びてるので、1株で十分にツルハナナスの下の部分を覆うことができそう。
 ツルハナナスの、木のように太くなった茎や鉄骨に張られたワイヤーなどを利用して誘引していきました。
 葉っぱを取り除いたので今はスカスカのままですが、いい感じに仕上がるといいなあ。