一月のお菓子
「花びら餅」です。
「求肥(ぎゅうひ)」で、お味噌のあんと、一本のゴボウをはさんだお菓子。
真ん中のほわんとした桃色が、「初春」という言葉を思い浮かばせ、これを見ると、お正月だなーって気分になります。
かねてから、花びら餅の「花びら」って、何の花びらなのかしら?と思っていたのですが、由来は「菱葩(ひしはなびら)」という、菱形と丸形を組み合わせた、お餅の名前から来ているようなのです。
「菱葩」は、宮中のお正月行事「歯固めの儀式」の行事食。
硬いものを食べて、歯を丈夫にして、長生きを、って行事だから、さぞ硬いお餅だったんでしょうねー。
というわけで、特定のお花がモデルになったわけでもないみたいです。
色合いからいうと、桜っぽいし、時期で考えると梅っぽいけど?
「初釜」では定番のお菓子だそうなので、お茶をたしなんでる方は、きっとよくご存知のものですね。
和菓子には、植物をモチーフにしたものが多くて、意外な場所で、その季節のお花を思い出します。
和菓子屋さんを覗くの、楽しいっす。
あ。今日から、自分の中では仕事始めです。といっても、家にこもってデスクワークですが。
今年も、ごひいきに、お願い致します!