春のお菓子
3月・4月というと、お菓子のモチーフは、圧倒的に 「桜」 が目立ちます。
日本の春というと、やっぱり桜なんですねー。
写真は「深山の桜」という名前がついていました。
山の木々の葉に見立てた、緑色のそぼろの上に、山桜のうすピンク色が散らされています。
ちょっと抑えめのグリーンが、新緑を待つ春を表している感じです。
お正月の「栗きんとん」でおなじみの「きんとん」は、もともとは、じつは「着色したあんのそぼろ」のことを指すんだそうです。
つぶつぶ感のなくなった栗きんとんを見慣れているので、へえー! です。
で、和菓子の世界では、あんをザルで裏ごしした、栗のイガのようにした生菓子は、何でも「きんとん」。
このお菓子は、桜をモチーフにした「春のきんとん」なのでした。
東京付近の桜は、今週末が見頃というか、見納めのようですね。