パトリス・ジュリアンさんの話

niwazou2009-03-16

「フランス人は、買ったらすぐ食べたい。 だからバケットは2本買って、食べながら帰る。 家についたら1本半になっている。 日本人は、1本買って、どんなふうに食べるか考えながら帰って、家で工夫して食べる」
 というのは、フランス人、“パトリス・ジュリアンさん”の、お言葉です。
 昨日、横浜ハウスクエアで、「苔玉ワークショップ」の講師をさせてもらったのですが、   あ、
 ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!
 ・・・その後、若干の空きがあったので、ライフスタイルデザイナー、パトリス・ジュリアンさんのトークショーを、聴いて帰ったのです。 上のは、HPの写真を拝借ね。
 トーク内容を、ものすごーく勝手に要約すると 「日本人、もっと、いま現在を楽しもうよ。 勉強して追求して、その道の達人になるのもいいけど、自分のスタイルで、目の前のことを楽しくしようよー」 って、いうような・・・あ、違います? 間違ってたらごめんね、ごめんねー。
 素材を知って、その出会いを工夫して、こだわって。 そうやって追求してくのが日本人のいいところで、だから日本には、緻密な文化が生まれるのだけれど、「こだわること」に、こだわっちゃダメなんだって。 
 「こだわる」のは大事なことだけど、修行にあけくれて、今が楽しくないのは、おかしいから。 楽しみを先送りにするのは変。 今が楽しくない人は、ずーっと楽しくはならないんだって。
 ううむ、ちょっと思い当たるとこあるかなぁ、とも思いつつ。
 しかし、日本のこだわりの心を知って、今に生かすことで、パトリスさんの人生は、ますます楽しくなったそうですよ。 出会いを生かして、楽しみが生まれることを知ったから。
 こだわりながら、今を楽しくする。 それが、和ごころを生かした、素敵なライフスタイル、って言いたかったのかな。 
 まあ、人生いろいろですから、考え方や工夫だけで、誰しもが「今が楽しいっ!」って心境になれるかどうかは、難しいところですけども、ども。
 育ってきた環境や文化の異なる人の、モノゴトのとらえ方を知るのは、刺激になりますね。 パトリスさんは、私よりも、日本人の心を知ってる気がしたし。
 さて、左の写真。 ワークショップとともに、「ア・ラプラス」ゾーンでは、販売を行ったので、ちょっと写真を撮っておきました。
 ブルーベリーの木は、世田谷区という、いわゆる東京の住宅街にありながら、無農薬・有機栽培でブルーベリーを作っている「宍戸農園」さんのものです。
 その他にも、雑穀や、手作り切干し大根や、無茶々園の柑橘や・・・
“こだわり”の品々を沢山、販売してたんですけど、今さら言っても遅いか。 事前に宣伝しておけばよかったです。
 また、こういう機会があると思うので、次回は早めにお知らせしますー。