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きょうも、ほぼ1日降りました。
かといって、寝るばっかりしてるわけにもいかないので、久々にバラの話でも・・・。
写真は、あるバラの葉っぱなんですが、ちょっと気になるところ、ありませんか? 注目してほしいのは、形。
1枚1枚を見ていただくとですね、葉のフチが反り返ってるでしょ、内側に。 丸まっている、と言ったほうがわかり易いかな。
このバラの名前は、「ナエマ」 です。 いま人気のフランス 「デルパール社」 作出の、中でもポピュラーな、美しいバラ。
お花が咲くと、こんな感じで、清楚なピンク色も、丸っこい形も、万人を魅了します。
四季咲きでありながら、枝が2〜3mまで伸びるので、つるバラとしても活躍できる。
そのうえ、香りもすんばらしくいい! 「ナエマ」 というネーミングは、ゲランの香水の名前を譲り受けているんですから。
と、いいトコばっかりで、欠点らしい欠点が見つからないナエマですが、たった1つだけ、イマイチな点を上げるとすれば、先述の葉っぱかな、と思います。
しかし、心配ご無用。 この丸まった葉は、病気でも、虫の仕業でもなくて、ナエマというバラの性質なのです。
新葉ではほとんど気づかなかったのですが、葉がしっかり育つと、目立ってきます。 特に夏場。
他の品種でこういうの ・・・ うーん、ちょっと思いつかない。
この特有の性質を知らないと、とりわけ夏の暑い時期、水が足りないのか? たっぷり水をあげてもの吸い上げる力が弱ってるのか?? と気をもんだりしますが、ナエマはどれもこうなるらしいです。
これが正常な夏の姿。
そう。 これも個性といえば個性で、欠点ではないよね。 「花のない時期も、葉が美しい」 とは言い難いけど。
でもやっぱり、総合的にみると、すばらしくバランスのいいバラ、ナエマ。 育て易く、花を見れば、誰しもが育ててよかった、と思う品種です。