永田農法のこと 2

niwazou2011-10-12

 これは3つとも、トマトの根っこです。
 左が昨日の 「日向土」、真ん中は 「軽石(小粒)」 を使って永田農法で栽培したもの。 右は 「野菜用の培養土」 でふつうに育てたのものです。
 土の色の違いは置いといて、永田農法の2つは、細い根っこがいっぱい伸びてるのがわかるかしら?
 ちょっと大きい写真で比べてみると、こんな感じ。

  植物の根っこのうち、栄養を吸収するのは、主に地上部から近い位置に張る細い根っこです。 だから、細い根っこがいっぱい出てると、生育にいいはず。
 そのため永田農法では、植え付けのときに根っこをカットします。 目安は3分の1を、よく根っこが回っているものは半分くらいを切ってしまいます。
 植物の苗を植え付けるときには 「なるべく根っこを崩さないようにする」 が常識ですが、永田農法では、触る。
 でも、手でぐちゃぐちゃ触るわけではなく、ポットから抜いて根を洗い、土がおおかたとれたら、ハサミで切るんです。
なんでかというと、長く伸びた余分な根を切ることで、細い根が新たに発達するから。 ついてる土を落とすのは、肥料分の入った今までの土を落とすため。 新しい土に、余計な栄養を持ち込まないためです。
土を落としたらこんなに貧相だったりする場合は無理に切る必要ないけど、端のひょろひょろっとしたところを切りそろえるといい。 発根の刺激になると思います。
植え付け時は、穴をつくっておいて、短く切った根を四方に広げて植え付けるようにする。
 植え付け直後は、根が短いぶんグラグラし易いので、風の当たらない場所に置くくこと。 不安な場合は、しばらく割り箸みたいなものを支柱にしておくといいです。