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「ロクシタン」 のチラシ。
“恋の魔女が秘めていた新しい香りの扉が、開く夏。 シークレットヴァーベナ 一瞬にして、あなたの心を奪う香り・・・”
す、すんごいキャッチですねぇ。 ロクシタンって、こんなイメージだった?
シークレットヴァーベナシリーズ。 いったいどんな怪しい香りなのか確認いたしましたが、夏らしい、涼やかな。 いい香りでありました。
ところで、「ヴァーベナ」 って、どんな植物かご存知ですか?
ガーデニングになじみのある方が思い浮かべるのは、春〜秋に出回る、愛らしいこの花 (←) じゃないかなー。
ふつうに表記すると 「バーベナ」。 葉っぱがちょっとギザギザした、背の低い1年草ですね。
しかし、このバーベナに、香り、ありましたっけね? あるかもしれないけど、印象に残るような香りではなかった、と思う。
そう。 これはバーベナだけど、ロクシタンのいう 「ヴァーベナ」 ではないのです。
ハーブとしてはポピュラーで、香りが重宝されるバーベナは下の方。
ロクシタンのバーベナは、正しくは 「レモンバーベナ」 のことなのです。 「レモンバービーナ」 と表記されることもあります。
お花がついてないから、そのへんに生えてそうに思えますが、実際には生えてません。 原産国は、南アメリカ方面。
名前のとおり、葉っぱがレモンの香り。 お茶にも、料理にも、香水にも、さまざまに使われる、定番ハーブです。 あ、お花は1年草のとは全然違ってて、地味です。
ガーデニングでおなじみのバーベナは、和名が 「美女桜」。 レモンバーベナは、「香水木(コウスイボク)」。
和名で呼ぶと、わかり易いですよね。