今年こそ! のギョリュウバイ
買ってきてそのままの 「ギョリュウバイ(御柳梅)」 です。 ただいま3分咲き、って感じ。
じつは。 恥ずかしながらワタクシ、この植物を何度も枯らしております。
たぶんそういう人が多いのか、ホームセンターの売り場には 「*乾き易いので水切れに気を付けてください」 なんて注意書きが付けてありました。
そうなのよね。 意外に気難しいギョリュウバイ。
育て方を調べると 「関東以西では地植えもできます。 生垣などにも使われます」 なんて書いてあるので、すごく簡単そうなんですけど、そうでもないのだ。
正確にいうと、ある程度の大きさになって根っこが張れば、植えっぱなしで平気なんだけど、小さな鉢で育てるのが難しい、ということだと思うんです。 あと寄せ植えにも不向き。
なんでかというと、根っこがこんな具合なの。 この根っこの張り方、どこかで見た覚えはありませんか?
そう、あの方ですよ。 「エ・リ・カ」 さま!
ギョリュウバイも、細根がすぐにびっしり張るので、買ってきた鉢の中は根っこでパンパンの状態。
水は表面が乾いてからやるべしだけど、こうなると水を保つ土がないわけだから、すぐ乾いてしまう。 だからといって、この時期に水を毎日毎日ちょぼちょぼ遣ったり、鉢皿に水をためておいたりしたら絶対ダメ。 これは、どの植物でも同じ。
ならばどうやって育てればよいのか?
とにかくまず、買ってきたものは、ひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。 すぐに、土の量を増やしてやるの。
上の写真のように、根っこはカチンンコチンで、崩すとダメージが大きいから、そのまますっぽりうめてやる感じで植え替えをしましょう。 庭に地植えするにも、いったん大きい鉢で養生してやって、春に作業をするのがいいと思います。
こちらは、5年くらい前にM邸で寄せ植えにしたギョリュウバイ。 手前のピンクのですが、1〜2ヶ月くらいでギョリュウバイだけ枯れてしまいました。
当初は、寒さに弱いのかな? と思ったりもしたのですが、原因はやっぱり水枯れだろうと思います。 鉢は大きくても、「ハボタン」 などの草花とギョリュウバイでは、水を欲しがるタイミングが違っていたのでしょう。 冬にはお水遣りの分量は、自然に控えめになるもんですし。
草花は葉がしおれ気味になるとすぐ 「お水あげなきゃ」、と気づきます。 が、ギョリュウバイの方は葉が小さくて硬いので、目で見て水切れを判断するなんて至難の業。 葉っぱがボロボロ落ちてきたときには、もう水切れで息絶え絶え、となってしまうのです。
寄せ植えする植物の組み合わせに、もっと配慮をするべきでした。 未熟でありました。
さて、今年は何度めかのリベンジ。 単独で、大きな鉢に植え替えました。 ニュージーランドに自生してるってことは、本来は水はけのいい土が好きなはずだから、軽石を混ぜたりなんかして、と。
春にはミツバチを呼んでやるぞー!