「ペンタス」 を食べてるのは ・・・

niwazou2011-08-02

 あえて、ピントが甘い写真でご覧いただいておりますが、奥に見える黒いものは、いわゆるイモムシです。 毛のない蛾の幼虫ね。
 イモムシって、芋みたいだからじゃなくて、芋類の葉を食べることが多いところからついた呼び方のようですが、実際は雑食だ。 だって、これ草花の 「ペンタス」 だもん。
 ペンタスには、あんまり虫がつかないと言われておりますが、葉っぱ、すんごい食べられてる。
実はちょうど1週間前、はじめてペンタスにくっついてるこれを見つけたのですが、そのときはこんなに小さかった。
 「あらー珍しい。 ペンタスにこんなのがつくのね」 とまあ、あまり深く追求せず、葉っぱごと切り取ってゴミ袋にポイしたのですが、今日は。
 1匹しかいなかったはずなのに、5〜10cm大のが4匹! で、でかい。 
  職業柄、虫を見る機会は多めですが、だからといって好きになるかというと、そういうもんではなくてですね。 この黒いのの名前を確認するために画像を見ては、さぶいぼ (あ、鳥肌か)が、ザザザと。 おそろしや・おそろしや。
  W邸の花壇はこういう虫とは無縁だと思っていたので、草花は素手で触っておりましたが、以来、軍手をはずすことができなくなりました ・・・。
 しかし、模様はよくできているのよねぇ。 「潜水艦に丸い覗き窓が規則正しく並んでいる感じ」 という表現があったけど、まさにそんな感じ。 ヘビのようにも見えるこの模様は、鳥を避けるためのもののよう。
 名前は 「セスジスズメ」。 成虫は似ても似つかぬ、地味ーな枯れ葉色の蛾です。
  しかし、見た目のインパクトに反して、動きは鈍いし、なんにも仕掛けてはこないので、見つけても怖がらなくて大丈夫です。 ピンと立った突起も害なしです。
 え、興味ないって? いやいや、こういう蛾の幼虫って、結構どこのお庭にもいるから、知ってると役に立つこともあろう。
 くれぐれも、夏休みの自由研究とかで、間違って育てないことを祈ります。 アゲハの幼虫じゃないからねー。