クラブアップル

niwazou2011-10-03

  最高気温22度。 リンゴも色付く秋です。
 これは我が家で育つ、クラブアップル 「ゴージャス」。 
 人気の 「ターシャ・テューダの庭」 では、しばしば、大きなクラブアップルの写真が登場します。 春にはお花満開、秋には可愛いリンゴ。 これを見て 「我が家のシンボルツリーにしたい」 と思った方がいたに違いありません。
 で 「クラブアップルとはなんぞや?」 という話なんですけど。
 野生のリンゴっぽく思えるクラブアップルですが、一般的な説明を引用すると “主に欧米で花や実の観賞用として改良されたもの” をそう呼ぶらしい。
 言い換えるならば 「食用目的ではなくて、美しい花と小さな実を観賞できるリンゴの総称」 という感じでしょうか。
 となると、日本では昔からおなじみの姫リンゴ 「アルプス乙女」 なんかもクラブアップということになる。 ぶっちゃけ、姫リンゴもクラブアップルも同じ。 呼び方の違いなのですが ・・・・
 うーん。 なんかちょっと違うのよターシャの庭とは、という声も聞こえてきそうですけど、あとは品種と気候の問題かな。
 ターシャのクラブアップルは 「マルス・イオエンシス Malus ioensis」 という種類らしいですが、寒冷地に適した品種ではないかと思われます。(「マルス」は、リンゴ類の呼び方のひとつ)
  ターシャの庭のあるバーモント州は、北海道の極寒地の気候に近いらしいので、同じものを植えても日本ではあんなふうには育たないでしょう。
 クラブアップルにもいろいろ品種があるので、日本の気候に適したものを選ぶといいんじゃないでしょうか。
 うちの 「ゴージャス」、丈夫で手がかかりませんよ。
 ゴージャスの実は、食べられます。 そのままではおいしくなくて、加工して利用するタイプ (ジャムとかジュースとか) ですが、他にも色んな品種があります。 中には生食向きのもあるみたい。
 しかし、まあ、そんなに欲張らなくても、花と実りだけで十分に楽しめるクラブアップル。 左の写真は4月のお花の時期のもの。 つぼみもきれいです。